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商業施設のトイレの盗撮対策

先般、鹿児島県内の商業施設の女子トイレで発生した盗撮事件を受け、「商業施設のトイレの防犯対策」について、基本的なポイントをまとめました。
日々の施設運営や安全管理のご参考になれば幸いです。

 

■ 盗撮対策の基本

① 防犯カメラの設置
・設置場所:プライバシーを十分に確保しつつ、出入口・通路付近に限定して設置します。
・注意点:トイレの個室内や洗面台付近など、利用者の私的空間が映らないよう角度を調整します。
・明示:防犯目的で設置していることを掲示し、利用者の安心感を高めます。

② 盗撮対策をアピールする
・掲示物:出入口や鏡付近に「防犯カメラ作動中」「盗撮は犯罪です」などのポスターやステッカーを掲示します。
・心理的抑止効果:犯罪者に「この施設は監視体制が整っている」と印象づけることで、犯行を防ぎます。

③ 定期的な巡回と清掃
・巡回点検:スタッフが定期的にトイレ内を確認し、不審物(隠しカメラ・小型機器など)がないかチェックします。
・清掃時の確認項目例:ごみ箱や天井、通気口、照明器具周辺、トイレットペーパーホルダー、荷物掛け、鏡の裏など
・巡回記録:点検日時や担当者を記録しておくと、トラブル発生時の証拠や対応履歴として有効です。

④ 利用者への周知と協力呼びかけ
・周知と協力:利用者にも「不審な機器を見つけた場合はスタッフまで」と周知します。

 

■ 安全な施設運営のために

株式会社ファーストセキュリティーでは、防犯カメラや通報装置などの防犯システムの設計・設置・メンテナンスを一貫して承っております。
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